1月5日のことです。
お昼頃母と居間にいたら思い切りドーンというすごい衝撃が走りました。
地震があった日だったので母は地震かと思ったそうですが私は窓に何かがぶつかったのとちらっと影が視界に入った感じがしたのですぐに窓に向かいました。
子供の頃に小鳥が窓にぶつかってきた記憶が残っていたのでまさかと思ったのです。
するとやはり瓦に少し積もった屋根に鳥(多分キジバト)がペタンと座り込んでいました。
「ぶつかったんだ」「どうしようか」と思ってすぐにまっすぐ前を向いていた首が静かにけれども落ちるように下を向いてよく見ると目も閉じていました。
そのままにしておいてカラスとかにつつかれたり腐ったり屋根から落ちて無残な姿になるのを防ぐためにもとりあえず屋根から下ろそうとビニール手袋をして母に雪かき用のプラスチック製スコップで拾ってもらったその子をそっと手の平に乗せました。
当然ですがまだ温かい。
庭に埋めようという話になったのですがもし生き埋めにしてしまったら…と思い胸の辺りを庭へ移動中も何度も触ってみましたが動く気配も無く、何より小さな頭は支えてないと床にぼとりと落ちてしまうんじゃないかというくらいぐらんぐらんでした。
窓にぶつかっても気絶してるだけでしばらくしたら飛び立つ鳥もいるそうですが…これは駄目だろうなと意を決して埋めました。
その子があまりにも綺麗に可愛らしい顔で目を閉じていたので余計に悲しい気持ちになったのが1ヶ月たっても忘れられません。
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